2011年

2011 北アルプス最終山行 涸沢 報告

小春日和の穏やかな陽 上高地河童橋 観光客の間を抜け明神へ ここから先は 登山靴の世界 期待された黄葉のトンネルは 今年は早霜のせいで 望めませんでしたが 見る機会の少ない晩秋の北アルプス かえって浪漫たっぷりの山道でした 紅い実だけ残ったナナカマド その下を梓川源流が流れます
ヒュッテの心づくしの夕食の宴 涸沢によせるそれぞれの熱い思いが感じられた 最高の夜でした
涸沢の下り 本谷橋では ヒュッテのスタッフ達による 吊り橋の解体作業 に出合いました 冬支度の始まりです 北アルプス 雪に閉ざされる時も間近です
常念坊登山教室2011年度北アルプス山行 無事終了しました 参加者の皆さん ありがとうございました ヒュッテの皆さん ありがとうございました
新しく参加された方々 いかがだったでしょうか 若い方達の活躍はもちろん期待大ですが 老若男女それぞれ楽しめる登山が 理想です 企画力が試されますが 2012年 も頑張りますので どうぞよろしくお願いします 児玉

H23,10,17 涸沢ヒュッテ

吊り尾根

H23,10,18 涸沢を後に

本谷橋解体作業


9.11~9.13 劔岳山行報告

9.13 AM7:00 劔岳 登頂しました。 「北アルプス南の重鎮を穂高とすれば 北の俊英は劔」と深田久弥にそう言わしめた劔岳。 屹立する頂きは、弘法大師さえ手が届かなかったといわれています。 5名と限定された参加者でしたが、お疲れ様でした。 山頂での思いはそれぞれ深いものがあったことでしょう。 北アルプス 劔を筆頭に北部の山々も槍.穂高に劣らず素晴らしいです。
それぞれの山の魅力を感じ取っていただけたら とおもいます。 児玉

8.28~30 笠ヶ岳山行報告

全日程晴天のなか、笠ヶ岳山行を催行しました。 初日鏡平までの登りは少々てこずりましたが、快適な山小屋での食事に舌づつみ、あすの縦走に備えます。 29日 これ以上ないという程の展望。槍・穂高連峰を左に見ながら笠ヶ岳に向けての快適な縦走。大ノマ岳を越したあたりから見る笠ヶ岳は、この山塊の大きさをひしと感じます。山頂での展望は言うまでもありませんでした。 30日 中高年登山者にとって、最大の難関「笠新道」の下りです。抜戸の分岐から 1400m 等高線をつっきる急な下り、出来るだけ膝に負担のかからないような足場を探しながら下ります。ドスンと全体重が膝にかかる歩き方は厳禁です。 振り返るたびに歩いてきた長さを感じます。林道に出ると冷たい清水が待っていました。 全員無事に下山。温泉とソバと生ビール 常念坊で乾杯でした。
参加者の皆さんお疲れ様でした。中高年登山者層が3000m級の北アルプスに挑む大変さと同時に、それに勝る楽しさを感じて頂けたら幸いです。       児玉

雨飾山登山報告

6月13日 目まぐるしく変わる天気予報に一喜一憂しながらも当日は曇りのち晴れ 梅雨時のラッキーな山行でした 2000mに満たない山ですが 連続する急登にため息が出ます 「頑張れ!」 励ましてくれたのが 雪渓を通り過ぎる爽やかな風 雪融けを待って咲き始めたイワカガミ ハクサンイチゲ シラネアオイ… 稜線は開けたお花畑でした 頂上からの展望はあいにくでしたが 芽吹いたばかりの緑の森を 登れたことに全員 満足でした

2011.2.6~2.8 西穂山行報告

厳冬期の北アルプスに入りました。 参加者3名。常念坊で憩いの一晩を過ごし和気あいあいと出発。 新穂高ロープウェイを降りると ちらちら雪!
歩行練習を兼ねて、さっそくアイゼン装着。雪面に平行に小股で歩きます。1時間半 西穂山荘に到着。まずは稜線まで明日の下見に出ました。
14~15メーターの風。気温マイナス10度。体感温度はもっと低かったでしょう。 鼻水も凍ってしまいました。
翌日 日の出 6:50 薄曇りですが、視界はくっきり。 真っ白い稜線のさきには 独標 ピラミッドピーク 西穂高岳と続き、 右手に霞沢 左手に笠ヶ岳 後ろに 焼岳 乗鞍連峰。 遠くに 富士山 八ヶ岳 北岳 白山… パノラマ写真さながらです。 独標手前で折り返しました。初心者はここまで。この先は経験者の世界です。
厳冬期の山の厳しさと同時に美しさも楽しさも味わってもらえたと思います。
全員無事下山。ビジターセンターの温泉に浸かって、乾杯でした。